今回の分析

今回紹介するデータについて、分析内容ごとに紹介します。クリックすると後方の詳細箇所にジャンプします。

ここでは各政党の「街頭演説」について、トーク量・盛り込まれた話題の種類・数・割合・話題の展開・問いかけの種類・数などを元に、各政党の平均値と比較し、各政党内のトークのばらつき（特殊なトークになっていないか）を分析しています。
この図では、オレンジのゲージが大きいほど違いが大きいことを示しています。

一般的に、同じシーン・同じターゲットに向けたトークは、似通った特徴を持つことが多くなります。

分析結果からは、特に新党くにもり・自民党・幸福実現党は大きな違いが出ています。これは、各街頭演説で話されている要素が　話者によって違いが出ているということを示しています。
逆に、 公明党・NHK党・参政党・日本第一党は、党内の話題統一が取れている可能性が高いことを示しています。

41の街頭演説の中で、1番全体平均から乖離があったのは「新党くにもり3」の動画でした。

れいわ新選組と参政党は、特に長い街頭演説を実施しています。

問いかけの数は、公約発表動画と同様にれいわ新選組 が圧倒的に多く、トークの長さの割にNHK党が多いこともわかります。日本共産党 と社民党は、公約・政見放送時と同じくOPEN質問が多いのが特徴です。

情報構成については、国民民主党のみ根拠のないトークとなっていました。背景情報などがしっかり語られていたのは、 立憲民主党・日本維新の会・新党くにもりとなっています。また、主観客観情報がバランス良く存在していたのは、社民党・ごぼうの党です。
トーク全体の中で、トピックが多い（各トピックの説明が乏しい）のは、 NHK党です。

一つの話題に対するロジック構成としては、幸福実現党・日本維新の会は情報量が多いという特徴があります。論理性が乏しいのは、 国民民主党・れいわ新選組のトークです。

各街頭演説のうち、しっかりと説明がついていた主張について1〜3位のランキング形式で提示しています。

特に、何を実行するかという表明になっていた話題についてはオレンジ背景で示しており、投票のお願いなど施策ではない話題についてはグレーとなっています。