DAY5

総合分析

今回の分析

今回紹介するデータについて、分析内容ごとに紹介します。クリックすると後方の詳細箇所にジャンプします。

今回の分析対象

15の各政党・候補者公式サイトに掲載されていた「公約説明」「政見放送」「街頭演説」について分析しています。

分析開始時に、各政党のYouTubeサイトに置かれていた動画のみを対象としています。

対象とする動画は、DAY1〜4で扱った全54本となります。
自民党(N=4)
公明党(N=4)
立憲民主党(N=5)
日本維新の会(N=6)
国民民主党(N=3)
日本共産党(N=5)
れいわ新選組(N=3)
社民党(N=6)
NHK党(N=2)
ファーストの会(N=1)
幸福実現党(N=4)
ごぼうの党(N=1)
参政党(N=3)
新党くにもり(N=3)
日本第一党(N=3)

今回の分析結果

各政党の動画分析による、政党別の特徴は以下のとおりです。

  • 「主張する・説明する」:自民党・公明党・国民民主党・ファーストの会・幸福実現党
  • 「課題について感情に訴える」:れいわ新選組・NHK党・参政党・日本第一党・ごぼうの党
  • 「理解したつもりにさせやすい」:れいわ新選組
  • 「経済データ情報を使って主張」:自民党・れいわ新選組・社民党・ごぼうの党
  • 「客観的情報がない」:NHK党・ファーストの会・幸福実現党

ロジック特徴の検証

各政党トークの共通点

ここでは各政党の「公約発表」「政見放送」「街頭演説」について、トーク量・盛り込まれた話題の種類・数・割合・話題の展開・問いかけの種類・数などを元に、各政党が共通して持つ特徴について検証します。

多くの場合、どんなに場面が違っていたとしても、話者によるクセや、話すべき内容が固定化していると、内容構成なども似てきます。ここに示された場面を超えた特徴は、その党の論理展開としての特徴と考えられます。

分析結果からは、自民党・公明党・国民民主党・ファーストの会・幸福実現党は似たようなパターンを持っていると言えそうです。トークは短めで、問いかけをせず説明中心ではあるものの、根拠を提示するわけではないため、「主張する・説明する」ことメインのトークを実施していると言えます。

また、れいわ新選組・NHK党・参政党・日本第一党・ごぼうの党は、共通した傾向を持っていそうです。一つ一つの話題への説明は少なめですが、トークは長め、問いかけを多用し、理由付けを多く提示することで、「課題について感情に訴える」トークを繰り広げていると言えます。

コグニティの通常分析について〜COGシリーズ〜

COGシリーズでは、業界平均との傾向差を見ることで、自社の特徴・強み弱みを把握して強化の方向性を定めていくことに生かしていただいております。

問いかけ手法

れいわ新選組に見られる
問いかけ手法

ここではれいわ新選組に見られた、特徴的な問いかけ手法について取り上げます。

街頭演説において出された「問いかけ」を一覧化しています。これを見てわかるように、問いかけの多くを連続して使っており、それらの解には言及せず、紙芝居的にストーリー展開を持って、聞き手が 「理解した」つもりになるトーク手法を使っています。

非常に珍しい独特の手法を取っていることがわかります。

客観情報の提示

各トークで提示された
根拠としての客観情報一覧

ここでは、各トークで主張に対する根拠として提示された、客観情報の一覧を示しています。

客観情報の一覧を見ると、各政党が主張したい内容を裏付ける根拠としての情報が明確にわかります。

自民党・れいわ新選組・社民党・ごぼうの党は、経済データなどを用いて施策の正当性を根拠付けています。

逆に、NHK党・ファーストの会・幸福実現党については、客観情報を用いた主張は見られませんでした。

コグニティの通常分析について〜COGシリーズ〜

COGシリーズでは、複数のトークについて、同じ要素を持つ話題の一覧を抽出することが可能です。これを使うと、全体的にどのような情報を使って話していたのか共通要素を見出すことが可能で、例えば毎月の推移・変化を見ることで、マーケティング的な利用をしている企業もございます。

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