会社名
コグニティ株式会社 (英語表記:COGNITEE Inc.)

事業概要
「認知バイアスを取り除く」ことをミッションとして、独自の特許技術(特許第6573321号)知識表現ルールフレームワーク「CogStructure」を使い、接客・プレゼンテーション、部下への指導シーン等の好成績者・チームの傾向をモデル化し、定量的に比較評価するトークスキルAI検定サービス「コグ・シリーズ」を提供。
企業の営業員のスキルレベルをAIによって検定し、半年で売上を20%以上引き上げるサービス「COG-SALES(コグ・セールス)」や、管理職の部下指導シーンのコーチングスキルレベルをAI検定する「COG-COACH(コグ・コーチ)」を展開。大塚製薬・みずほ銀行など多岐に渡る領域の上場企業を中心に400社・60,000人超へ導入。

所在地
本社 
〒140-0015 東京都品川区西大井一丁目1番2−208号(Jタワーイースト) 駅からの行き方について
徳島サテライト 
〒770-0905 徳島県徳島市東大工町1丁目9−1徳島ファーストビル3FB
福岡サテライト 〒810-0041  福岡県福岡市中央区大名1丁目3−32
秋田サテライト 〒010-0001  秋田市中通2-1-48地下1階シェアオフィスMag ブースC

設立
2013年3月28日

資本金
338,323,500円(資本準備金含 664,659千円)ー2023年7月時点

主要株主
弊社役員、グローバル・ブレイン、XTechVentures、DIP株式会社、三井不動産CVC 他

主要取引銀行
三井住友銀行 五反田支店、商工中金 東京支店

メンバー数
100名(海外からも含むリモートワーカー90名

取得特許
2019年8月 特許第6573321

取得認可
2019年6月 ISMS(ISO27001)認証取得

受賞・活動記録
■秋田市なでしこ就労支援事業:運営事務局
■内閣府地方創生テレワークモデル創出事業(秋田県秋田市):協力事業者
■総務省中山間地域における地域共創テレワーク実証プロジェクト(山口県萩市):協力事業者
■品川ビジネス創造コンテスト(品川区): 2021〜2024年  ファイナリストプレゼンの分析・フィードバック
■とくしま創生アワード(徳島県): 2018〜2023年  審査員・サポーター
第3回TOKYOテレワークアワード 推進賞
■第11回 HRアワード 人材開発・育成部門 最優秀賞
■第22回 一般社団法人日本テレワーク協会 テレワーク推進賞 実践部門優秀賞受賞
■第2回「ファイザーヘルスケア・ハブ・ジャパン」選出
■EY Entrepreneurial Winning Women™アジア太平洋会議2019 選出・パネルディスカッション登壇

■EY Innovative Startup 2019 エンタープライズ部門受賞

■東京都女性ベンチャー成長促進事業APT-Women 3期生・海外派遣

■TechCrunch Distupt SF 2018 Startup Alley Graylock Award

■富士通アクセラレータ2018 三越伊勢丹賞

■Incubation & Innovation Initiative主催「未来2016」ロボット・AI部門 優秀賞

■2015年度 NEDO Technology Commercialization Program ファイナリスト・海外派遣対象企業

■第6回 品川ビジネス創造コンテスト 優秀賞

■平成24年度第3回海外需要獲得型起業・創業補助金(経済産業省)採択事業

当社は情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISMS認証(ISO27001)を
2019年6月2日付にて本社オフィスにて取得いたしました。

今後もセキュリティ管理体制の強化と継続的改善を行い、
お客様に安心してご利用いただけるサービス提供に努めてまいります。

IS 708754

取締役・マネジメントメンバー

代表・河野理愛

河野 理愛

代表取締役

1982年生まれ、徳島県出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在学中の2001年にNPO法人を設立、代表として経営を行う。 2005年にソニー株式会社入社、カメラ事業を中心に、 経営戦略・商品企画に従事。2011年に株式会社ディー・ エヌ・エー入社。 2013年コグニティ株式会社を設立。
徳島県科学技術県民会議委員
徳島県働く女性応援ネットワーク会議委員
生成AI活用普及協会 協議員

上前田 直樹

取締役

ソニーを経て、グローバル・ブレインに参画。グローバル・ブレインでは、AI, Cloud Tech, Cyber Security領域の投資とイスラエル・ヨーロッパの投資を担当している。また、ソニーでは、ソフトウェアエンジニアとして、AI・Big Data技術の研究開発および、VAIOやPlayStationなどへの事業適用をリード。

小倉 敏之

取締役

1983年早稲田大学電気工学科卒業、同年ソニー(株)入社。TVやカメラなどの映像関連機器の設計開発および技術戦略を担当。現在,ソニーホームエンターテイメント&サウンドプロダクツ(株)TV事業本部 技術戦略室 主幹技師。高品位映像などの新規技術の開発・戦略立案・市場開拓・導入に従事。

杉浦 紘子

監査役

Boston University卒業。2008年デロイトトーマツコンサルティング株式会社(現デロイトトーマツコンサルティング合同会社)入社。自動車業界のコンサルティングに従事。2013年理工協産株式会社入社、2019年より代表取締役を務める。

藤倉 育功

生産副部門長

1998年、国際複合物流会社の株式会社アイティエスジャパンに入社し、ロシア及びCIS諸国にてODAや円借款プロジェクトを担当。その後、2002年に株式会社アトライ、2003年に株式会社オフィスバスターズを共同創業者。2024年にコグニティへ参画

コグニティを創業するにあたって

「どうせやるなら、世界で一番難しい課題に挑戦したい。」

身近に起きた“悔しい思い出”から、世界的にも一筋縄ではいかない“主義・思想に基づく争い”まで・・・、どれにも共通する本質的な課題は何か、という問いからスタートしたのがコグニティでした。

自分にとって最善だと思えたことも、他の人の話を聞いてみると違う選択にすべきだった・・・そのような経験は誰しもあるのではないでしょうか。いつもそこには思い込みや近視眼的判断など、人間が持つ「認知バイアス(思考限界)」との葛藤が存在しているように思えます。

もちろん、人の思考には限りがあり、集団としても限定合理性が存在します。しかし、人と技術の歴史はこれまでも「人の限界」を取り除くことで発展してきました。「情報の非対称性」を解決するためにインターネットは力を発揮してきたが、まだ足りない。私たちがこれから対峙するのは「決まった解の存在しない問題」です。そのとき求められるのは、いかに利己主義に陥らない選択肢の中から、個人それぞれが納得して決定することでしょう。情報を得た上で、「どう判断するか」の意志が求められるのです。

幼い頃からの私の体験を振り返っても、「認知バイアス」に囚われていない人からチャンスを与えられてきたことばかりでした。田舎の中学生だったにも関わらず、Webページを見て学術学会で発表させてくれた大学の先生たち。ただの若者が持っていった提案書でも、「一番考えている人間がわかっている」といって採用してくれた上司たち。未経験領域でたった一人での挑戦だとしても、応援すると言って出資してくれた人たち。

そのような人たちを見ていると、ただ衝動的・本能的に決めるのではなく、自信を持って判断できるだけの判断材料を集めています。どんな人にとっても判断材料を集めやすい世界にするために、技術ができることがまだあるはずなのです。

コグニティは、技術の力で人の認知限界に挑みたい。「Identify Cognitive Biases with Technology, and Unleash Creativity」、これが社会に対するコグニティの使命と考えています。

この使命を果たすために生み出すものは、商品・サービスというアウトプットにとどまらず、会社という存在やそのルールも創造物だと考えています。

2013年3月、コグニティを設立した時に、2つの設立趣意を定めました。

●世界的にニーズがあり、世の中をより良くすることができる事業(意志決定・思考系)
●働き方として「人にしかできない知識や工夫」について携わり、大量雇用を生み出す事業

この2条件を満たすカタチを追い求めるのは、非常に難しいことでした。狭い範囲でしか受け入れられないが儲かるビジネスや、世の中を良くはしないけれど儲かるビジネスもあります。人件費を削ることこそ、効率化の「善」とされることも多いでしょう。

その中においても、個々人と社会がともに「正しいと思える価値観・意志を持って働きたい・過ごしたい」と考える人たちは多いはずです。コグニティは、社会に志ある決定を生産していく、意志を持って働く同志によって構成された工場であると考えています。

私たちはその確からしさを、商品と会社という仕組みを通じて問い続けています。

世界で一番難しい課題、解決しよう。世界を変えられるのは、意志を持つ「人」だけなのだから。

コグニティ株式会社 代表取締役
河野 理愛