2025年参院選「政論」解体新書【三の巻】

このページの内容の解説動画

本日の分析対象

各政党のWeb・YouTube上に掲載されている「マニフェスト」(テキスト14件・動画5件)、「政見放送」(動画12件) 全31件

  • 自由民主党(3)
  • 立憲民主党(3)
  • 日本維新の会(2)
  • 公明党(3)
  • 国民民主党(3)
  • 日本共産党(2)
  • れいわ新選組(2)
  • 参政党(2)
  • 日本保守党(1)
  • 社会民主党(2)
  • みんなでつくる党(1)
  • NHK党(2)
  • 再生の道(2)
  • チームみらい(2)

独自技術で分析

CogStructure
特許第6573321号

生成AIなどではまだ不可能な
文脈・ストーリー展開や論理構成を
数値化して比較することが可能に

年代・性別による政党支持率の違い

NHKが2025年7月14日に公開した参議院選挙前NHK世論調査で「政党支持率」として提示されたデータ前提に分析

https://www.nhk.or.jp/senkyo/shijiritsu/

下記は、上記のNHKデータを下に、比率として編集・グラフ化したもの。

検証:年代・性別によって政党支持率が高い政党ほど発信の仕方に違い・傾向はあるのか?

【分析のススメかた】

  1. 「COG-EVIDENCE」分析にて、
    各年代・性別のそれぞれの支持率に相関する要素を分析

  2. 年代別に並べることで、年齢相関の高い要素を抽出
    男女差は、どの年代と似通っているかを抽出


■世代別支持率と、話された内容との相関係数

各世代政党支持率をもとに、支持率が高くなるほど強くなる要素を並べ、その関係の強さを数値化。

80代から30代にかけて、年代が下がることに「問いかけ」関連の話法が、支持率に強く影響していることがわかった。30−40代は、1つの政見放送内での情報量の多さにも反応がある。
逆に、50代以上は年代が上がる毎に、政見放送での「詳しい説明」が支持率と相関している。10−20代については、50代以上が重視する点との真逆である「説明にヌケモレがある話題」が増えたほうが支持率の高い傾向にあることがわかった。

ホントは、どの党がウケている?

検証:計算上「年代別でウケる」政党を政見放送の傾向から、逆算

【分析のススメかた】

  1. 「COG-EVIDENCE」分析にて、
    若年層にウケる話法特徴の「採点アルゴリズム」を作成

  2. 改めてそれぞれの政見放送を採点することで、
    年代別にウケる政党を見極める
この技術は、ビジネスにも活かされています

意思決定をデータドリブンで!

■50代を境に、指示する論法が逆転。

〜40代までは「国民民主党」が1位、30代・50代で「参政党」が2位という結果に。


■計算上の得票率から、人口・投票率で、今回の選挙の順位を予測

上記の再計算結果に基づき、各党での支持率が年代別にどの程度になるかを計算。
結果的に各年代の人口比率として、どのようにどの程度の票が入るのかを計算上の値として算出。

昨年の衆議院選と同等の投票率だった場合、1位自民党・2位立憲民主党・3位国民民主党となる想定。50代までの若年層から支持が高くなる想定の参政党は、人口比・投票率の関係で、7位。チームみらいは、安定的に指示を受けられる内容と出た。

もし投票率100%だった場合は、若年層の投票率上昇を加味すると、国民民主党は2位を獲得できるだけの、若年層が好む論法になっていると言える。


今回の分析結果から言えること

明らかに若年層になるに従い、支持率が上がる話法の傾向がある
  • シンプルな問いかけ・回答
  • 説明はいらない、キーワードだけ


50代を境に、明らかな支持率の上下傾向がある
  • 〜40代までは「国民民主党」が1位
  • 投票率100%なら、全体で2位
    (若年層から支持率高いが投票率低いため)
  • 30代・50代で「参政党」が2位


次回、四の巻は7月18日更新予定

マニフェストの動画や政見放送も比較し、各政党の主張の整合性を確認します